ナショナル・モニュメントって何!?? マリアナ海溝海洋ナショナルモニュメント

最近の北マリアナでの話題と言えば、停電と連邦化とナショナルモニュメント。
えっ?「ナショナルモニュメント」って何?
「石碑か何か?」とか「なんだかわかんな~い」
と言う人ばかり。実は私も石碑かにかを建てる運動をしているのかと単純に思っていましたが、
話を聞けば聞くほど奥が深い!!

まず、「ナショナル・モニュメント」とはアメリカ大統領が議会の承認無くして決めることが
できる国立公園まで大げさではない保護区。特に石碑を建てたり、なんかするわけじゃない。
今年はアメリカ大統領選がある年で、ブッシュ大統領もオフィスを預かるのはあとわずかです。そこで彼も何か自分の名前が後世に残るようないいこと(世の為、人の為)をしたいと考えたところ自然保護の観点から今まで保護区に指定しなかった海を保護区にすることで名を残そうとしている。更に、北マリアナとしては経済は低迷、何とか世界に「北マリアナここにあり!!」と言いたいが、サイパンの名前が出るのは悪いことばかり。某女優の旦那が暴行事件とか、某社長が逮捕拘留とか・・・いいことが無い。そこで有り余る自然と世界一深い・マリアナ海溝を保護区にすれば知れずと注目を浴びるのは確か。更に、指定を受ければ連邦から保護に関する運営などに必要なお金がこの国に流れ込んでくる。研究も進めるために、世界中の研究者が北マリアナに来始める。この辺のみんなの思惑が一致してこの北マリアナ憲法でもともと保護されている最北の3島とマリアナ海溝を含む広大な面積を海洋保護区として指定してもらう運動が始まった。

理由として色々述べたが、あらゆる思惑があるかもしれないが、一番大切なのは後世にこの自然を残し、さらにこの島の人々にもう少し自然環境に対する意識を向上させることがこの運動の本来の目的であると思う。友人のアンジェロ・ビラゴメスは以前からBeautify CNMIという環境保護運動を推進しており、週末の清掃活動をともにしてきた好青年。更に彼をサポートするローリー・ペテルカは仕事や新しいアイデアをお酒を飲みながらざっくばらんに語り合える女性である。この2人と今後何とかこの運動が成功するように署名活動を中心に皆さんに多くの正確な情報を伝えていきたい。

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