餌付けを考える

先日、海洋保護区としてのマニャガハ島近海での餌付けをすることが禁止という御触れが出て、今までとても楽しかった熱帯魚の餌付けが禁止となりました。たぶん、ツーリストの方々の多くはほとんどこのことは知らない人が多いと思いますし、今までマニャガハ島で散々餌付けをした人からすると「どうして~っ??」と思うかもしれませんが、自然環境を保つ場所で人間が餌を与えること自体が「環境破壊」「生態系破壊」ということで禁止になっているようです。

ですので今まではスノーケルツアーや体験ダイビングなどはソーセージや自然にやさしい餌などを使いながら魚を周りに集めてツーリストを楽しませていましたが、それはもう行われてはいないそうです。昔からの状況を知ってる人は特に「それじゃつまらないな~」と思う方々多いかと思います。私ももちろんその一人です。マニャガハ島近海では餌付け慣れした多くの魚がいて、餌を撒くことによって沢山の魚達が回りに集まってそれがとても楽しかったのに・・・。

こう考えるととても難しいですよね、環境保護と旅行の両立。説明すればきっと理解してくれる人たちは沢山いるとは思いますが、でも特に旅行できたら楽しみたいですよね。スノーケルをしながら何もない海を眺めているより色とりどりの魚達が戯れている中を泳げたりするとそれはいい思い出になりますし、いい印象をお土産に出来ます。エコツーリズムと一言でいいますが、果たしてそれが実際に成り立つものなのか?自然保護を考えれば人が来ない方がいいですし、人が来ないとなると旅行業は成り立ちませんし・・・・。

やれやれ・・・・どこでバランスをとったらいいやら。難しいテーマです。