ダンダン地区の清掃

いつもの見慣れた看板
ようやく新年度もスタートして時間が出来たので清掃活動を開始した(旅行業の新年度は4月からです)。
キリスト教のイースター(復活祭)にあたる日曜日ということもあったのか空港へ向かう通りにある「Java Joe」というエスプレッソカフェにはあまり多くの人は集まっていなかった。ざっと数えても10数名だった。これも年に一度のキリスト教の重要なイベントの日だから仕方ないのだろう。特にこの北マリアナはカソリックが多く、さらに出稼ぎに来ているフィリピン人も殆どがカソリック教徒だと聞いているので人数が少なくとも何ら不思議はない。

車で「Java Joe」の前に到着したときには既にみんなマリアナカレッジに向かって清掃を始めていた。既にみんなは遥か彼方へ駐車場をぐるりと見回すといつもいるAngeloの姿もないし、誰も手袋やゴミ袋を配っていないので自分の車にいつも準備している清掃道具を出して、既に歩き始めているみんなのあとを追うことにした。片側2斜線の大通りの脇にはさほどゴミもなく、出来るだけ道路わきのそのまた脇の草むらとか隠れたゴミを拾うようにした。マリアナ大学で折り返しマリアナカレッジを過ぎたところでみんな引き返し始めたので、これじゃ30分もかからないゴミ拾いだとちょっと不満を覚えながらまたスタートしたところはみんなについて戻った。
まだ30分ぐらい
一旦、たまったゴミを駐車場に止まっている白いピックアップトラックに載せて今度は逆の方向、まさしくダンダンに向かって坂道を進み始めた。数少ないボランティアの中でなんとなく見たことのあるフィリピン人がいて話をしてみたらそれもそのはず、私の勤める会社で扱っているディナーショーでバンドメンバーをしている人だった。草むらに隠れたじめじめと湿ったゴミを二人でかき集めながら「臭いね」」って彼に言うと、「でも、気分いいよね!?」と励まされた。みんな一生懸命掃除しています!
フィリピン人は所詮本来の島の住人ではないし、もともとゴミに対する考え方も平気で捨てる人が多いと思っていたので、中にはちゃんとした人もいるものだと感心した。ちなみに今日は日本人は私一人、アメリカ人2人、あとの10名ぐらいは殆どフィリピン人だった。

サンヴィセンテ地区の入り口の標サンヴィセンテ地区へ向かう坂道をずんずんと進んでいくにつれてちょっと不安なことがあった。「Java Joe」にあまり多くの車が止まっていなかったのと、このままどんどん進んでどこまで行くのか・・・。近くで拾っているフィリピン人のオバさんに聞いてみると、ボタニカルガーデンまでなんて言ってるから、「本気?」と聞くと「本当は土曜日にボタニカルから清掃するはずが、金曜日にタポチョ山の清掃があってかなり疲れたので土曜日キャンセルして、今日に振り代わった」なんて言ってる。家もココから遠くないし私は大丈夫なんて言ってるけど、私はそうは行かないので、一人で今来た道をトボトボと帰ることにした。

帰りがけに来た道の脇にちょっとした崖のような部分があり下を覗いてみるとタガンタガンの草むらの中に沢山の缶やボトル、沢山のゴミが投棄されていたい。到底一人でかき集められるような量でもないし、その崖の下に行くのも容易ではないのでここに記しておいてBeautify CNMIの人たちに知らせていつか予定を立てて清掃することにしたい。時々、みんな集まって励ましながら・・・
今日の清掃でお店の前や民家の前を通りながら清掃をしていると野次を飛ばす人がいるのに気付いた。「十分きれいじゃないか!」とか「無駄なことするな!!」とか「しきりにどこの団体だ、国籍はどこだ?」と野次る人たちが多かった。特にフィリピン人とか野次っていたので、ボランティアで参加してたフィリピン人達は憤慨している様子だったが、耳を貸さずにもくもくとゴミを拾っていたのが印象的だった。

また来週もがんばろうッと!!