EM菌というもの

多分、自分が環境問題やサイパンを綺麗に保ちたいと強く願い始めたきっかけは、あるサイパンリピーターが「以前に比べてあまりにもサイパンの海が汚れてきた」という一言からだった。そのKさんはサイパンが本当に好きで汚れていくサイパンを見て、何かしないといけないと「あるもの」を紹介した・・・それがEM菌だった。
EM菌とは??Effective Micro-oganizmと英語で言われるとなんとなく何を言っているかわからないけど実は良いバクテリアを混合したもの。例えばパンを焼くときのイースト菌、納豆菌などの食用に用いる菌を約40種類混ぜ合わせたものです。これがどう環境保全と関係してくるかと言うと、実例としてこのEM菌を混ぜた泥団子を作って大坂の道頓堀川に何万個という団子を投げ入れ川を再生しようという運動が行われている。これは道頓堀川だけではないが、私の持ちうる情報として某日本国営放送がこれを取り上げた番組を放映して、私としては偉く感動した、というか「これだ!!」という気になった。これを利用すれば汚水処理システムが確立されてないこのサイパンで環境破壊を食い止めることが出来るかもしれないと思っている。つまりこのEM菌がどのような作用をするかと言うとバクテリアはあらゆるものを分解する性質をもっている、その性質を利用して悪臭や汚れを分解してもらうと言うものだ。悪いバクテリアだとどんどん汚染されることになるが良いバクテリアを投入して悪いバクテリアを押さえ、汚染を分解していくことが出来るということだ。

現在、JSTA(Japan Saipan Travel Association)やJBEC(Japan Business Exectives Committie)というサイパンで日本人社会のリーダー達が検討を始めている。もちろんこのようなプロジェクトにはお金がかかり現状のようにビジネスが落ち込んでいる時に、一見何の利益にもならないような環境問題に投資することが非常に難しい状況にあるのは確かだ。が、今から何とかしないと美しいこの島が取り返しのつかない状態になる危険性がある。これがまたすぐに目に見えて悪化すれば動く人も出てくるかもしれないが、日本の海からしたら到底、美しいこの海を見ても誰も動く人がいないのが事実。サイパンでも環境問題で取り組んでいるのは大体、アメリカ人だけ。どうも日本人をはじめ、韓国人、中国人、フィリピン人、それと肝心な原住民であるチャモロ人や移民のカロリン人などはあまり環境問題には興味を示さないし、多少示しているのは大体、次期選挙を睨んだ政府役人だけだ。このブログを通して誰か協力してくれる人がいないか真剣に探しています。誰か興味のある人がいればご連絡を!! ichiro@ecosaipan.com メールお待ちしております。